Q&A
- Q1.治療を開始するのに適した年齢はいくつぐらいですか?
- A.治療開始に最も適した年齢は、症例によって異なります。目安として、
・ 下顎前突 (下の歯が上の歯より前に出ている噛み合わせのこと)では上の前歯の生え変わる6~7歳くらい、
・ 上顎前突(上の歯が前に出ている噛み合わせのこと)叢生-(そうせい:歯が重なり合って生えている状態)では小臼歯の生え変わる9~10歳くらい、
があごの成長を有利に利用できるため適していますが、年齢の上限はありません。60歳くらいになって矯正治療を始められる方もいらっしゃいます。矯正治療には、年齢よりも、むしろ歯周病などになっていない、健康な歯周組織であることが重要です。
歯の動き方は、代謝がいいので、お子さんのほうが早く動くことが多いのですが、年齢による極端な差はありません。
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- Q2.矯正治療にはどんな装置を使用するのですか?
- A.矯正治療には、取り外しのできる装置や、つけたままの装置など、さまざまな装置があります。これらの装置を一人一人の患者さまの状態や希望に合わせて選択し、使用していきます。
取り外しのできる装置は、あまり目立たずに矯正治療ができたり、歯みがきがしやすかったりしますが、使用時間によっては歯が動きにくかったり、細かい調整が難しかったりする場合があります。
逆に、つけたままの装置は歯の動きが早く、正確に調整が可能ですが、歯みがきに少し慣れが必要です。
装置には、銀色のタイプと透明のタイプがあります。
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- Q3.矯正治療中の歯みがきは、どうすれば良いですか?
- A.せっかく歯並びがきれいになっても、虫歯だらけになてしまっては意味がありません。矯正治療中、特にブラケットがついているときは、しっかりと歯みがきができることが必要になります。
装置の使用を始めるときには必ず歯みがきの指導を行い、治療中も常にチェックをしていきます。治療中に身につけた歯みがきは、一生役立ちますので、
一緒にがんばっていきましょう。
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- Q4.痛みはありませんか?
- A.近年の、治療に使用する材料の進歩によって、矯正治療に伴う痛みはかなり軽減されてきています。
当院でも最新の形状記憶のワイヤーなどを用いて、痛みが少なくなるよう努力をしております。
痛みに対する感覚は個人差があるのですが、装置をつけて数時間後から2~3日間、歯が押さえられるような感じや、歯が浮いたような感じがすることがあります。
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- Q5.医療費控除はうけられますか?
- A.1年間の医療費が10万円を超えると、医療費控除が認められます。
成人の場合、歯科医師の診断書が必要なことがあります。
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